妊娠出産

出産レポ ~2人目は早産で救急車乗っちゃった~

【かぞくが増えました】

2月3日のこと。

節分の豆まきをしようかと思っていたら
予定日より1ヶ月以上早くかわいい女の子が
我が家にやってきてくれました!

         はじめてのだっこ

早めのお産になったので
予定していた自宅出産は叶わなかったし
コロナで立ち会いも出来ず
まさかの広大病院に入院し
ベビさんはNICUで保育器行き
一番避けたかった息子と会えない入院の日々がさよならも言わずに急に始まってしまったし
かなーりイレギュラーなお産になったけど

自力で産まれてきたベビさんには
きっとこれがベストなタイミングのベストなお産だったのだろうな🥰

               息子は赤ちゃんが気になるご様子

4人と2匹になった、うちの家族をこれからもますますよろしくお願いします(♡´∀`♡)

出産レポ(この痛みは、、、?)

2月3日明け方

なんだか陣痛の時みたいな鈍痛が腰からお腹にかけて何度もあり何度も起きる
今日はお腹がいつもと違う痛み。
張っているのもあるけど、腰骨がおもだるい。そして波がある、、、
もしや、、、と思う。

8時半
10〜15分間隔。でも30分あく時も。
痛むようなら午後から受診する?などと話しつつ夫を仕事に見送る。
助産師さんに相談しつつ、様子見することに。
便を出せば治るかも、と何度もトイレへ。ここでいきんだの、後悔してる。

10時
あまりしんどいので、公園に行きたがる息子に構ってられなくなり
母に息子を預けたいと連絡。
わざわざ島に母が来てくれて、息子を任せて寝る

12時半
あんまり痛むし8分間隔になってきて助産師さんに再度連絡。
テレビ電話で診てもらうと、これは陣痛!となり、
助産院提携の病院に連絡してもらう。

13時
助産師さんから連絡。今すぐ病院に行くことに。
この時点では、陣痛を止める点滴が出来れば、、、と言っていた。
急いで入院の準備(自宅出産を予定していたため、入院の準備とか皆無だった)をして母に病院まで送ってもらうことに。

13時半
その旨を夫に連絡。
こんなに痛いのに、電話の向こうから聞こえる呑気な声を聞いて力が抜け、そのタイミングで痛みの波がきて話もそこそこに電話を切る。
これも後悔。夫の仕事のこととかなりふり構わず、今すぐ帰ってきてって言えなかった。
わたしはすぐ冷静に平静を装う癖があり、夫に苦しみとか痛さとか伝えるの下手なんだよなあ。
本当は夫に頼りたかったなあって。

出産レポ(これはもう生まれるやつやな)

14時
車で島を出て、倉橋を通り、音戸大橋を渡る頃には、マジで痛くて息も絶え絶え
クレアライン(一車線しかない)で前のバスが呑気にちんたら走っていてイラつく笑
その頃には陣痛の間隔は3分に。

陣痛がくるたびに深呼吸。ヨガやっててよかった。

運転してる母がパニックにならないよう、呻きたい、叫びたい気持ちを抑えて静かに苦しむ。

母には
大丈夫だから
運転ゆっくりでいいからね
と声をかけつつ、めちゃくちゃ痛くて意識が朦朧としてくる

15時2分
南区役所の前辺りで病院から電話。あと10〜15分で着くと伝え
助産師さんに3分間隔であることを伝えていると痛みの波。
落ち着いて、深呼吸、深呼吸と声をかけてもらう。
いきみたい感じありますか?と聞かれるもいきみたい感じってどんな感じですか?と聞く。分からんかった。電話切る。

着ていたサロペット?のお腹のところが苦しくて脱ぐ
脱いだ途端に陣痛がきて子が出そうになり慌てて座り直し 深呼吸
どうやらサロペットきつくて子が降りてくるのを止めていたようで陣痛が進みまくる
死にそうに痛くて呻き始める
母パニック寸前

出産レポ(初めての救急車)

15時過ぎ
病院に到着。
助産師さんが車を見てすぐに車いすを持って車まで駆け寄ってくれる
既に歩けないほど辛い

助産師さんに抱えてもらって車いすに

ここで車内でいい子にずっと寝ていた息子とパニック寸前の母は駐車場へ
これを最後に退院するまで面会ができなくなる(コロナ禍😱)

車椅子で分娩室に運ばれて
すぐ分娩台に
子宮口全開!これはもう産まれる!となるが
週数が足りてないため(35週だった)
この病院では産めないと言い渡される

もうなにも考えられない
とにかく痛い
死にそうで
陣痛のたびに叫ぶ
(のちに聞いた話ではロビーに到着した母にも叫び声は響いていたらしい。
息子は窓の外に見える路面電車に夢中)

市民病院へ搬送される可能性が高い
とにかく産みたいと思うけどそれまで我慢して!と言い渡される。

我慢ってなんやねん!と思いつつ
痛すぎてイライラするもしゃべれる状態じゃなくて頷くことしかできない。

救急車のサイレンが聞こえる
息子が救急車大好きなのでココで息子を思うとなぜか冷静になり
もしや息子とはしばらく会えないんじゃないかと気づき、めちゃくちゃショック

救急車はきたが、搬送先の病院が決まらないと言われる
助産師さんはここで産ませてあげたい、ごめんね、頑張って、我慢しようね、頑張れ頑張れと言って手を握ってくれる
とにかく痛くてそんなことはどうでもいいから早くどうにかしてと思う

大学病院への搬送が決まったが
ここで産んでから子だけ搬送するか
母体とともに産まずに搬送するか
決まらないと言われ、さっさとしてくれと思う。
(いま思えば、ココで産んでから子だけ搬送されていたら、私の退院まで赤ちゃんと面会出来ずにいた)

産まずに来い!となったため、今から救急車で大学病院まで行く間頑張って我慢してねと言われる。
無茶言うなよと思う。

夫に連絡したいと思うもそんな暇もなく救急隊の人が分娩室に来る
母は?と聞くと大学病院に車で向かわれますと助産師さん。

お股フルオープンの状態で病院から出て、救急車に入れられる。

わたし叫び声とフルオープンのお股に道行く人はさぞ驚いただろう。

救急車の揺れが陣痛を促進
もういきまずにはいられない
出したこともないような巨大なウンコが出そうな状態(赤子だけどね)
救急車で叫びまくる
いきまないで!深呼吸!深呼吸!と同乗してくれた産婦人科医、助産師さん、救急隊の人みんなに深呼吸!とめっちゃ言われる
分かってるけど出来ないわ!と思う

やばい陣痛の波が来て
ハーーーーーーーーーーッ(高音)
って叫んだ瞬間破水ぱしゃーん!
破水しましたーーーーーーーッ
って叫ぶわたし
助産師さん、無線で「大学病院に破水、プラマイゼロになりましたと報告してください!!!」と救急隊の人に指示を出していて、
あ、こりゃなんか分からんけど結構やばいなと思う


救急車の中が暗くなりトンネルに入った感じのところで急に冷静になって
救急車初めて乗ったなあ…息子と乗りたかったなあ…いろんな機械あるなあ…と思う

出産レポ(え?うまれた?!)

大学病院に到着した瞬間
わらわらとお医者さんやら看護師さんやらに囲まれる
飛び交う指示
やっと着いたとおもったら
ここからエレベーターに乗るとか、いやまだ産んじゃダメなのかよと思いつつ叫ぶ
わたし走って上がります!って走る助産師が見える
すごいたくさんの人がエレベーター一緒乗って状態の確認とかしてくれる

16時5分
4階に着いた途端陣痛の波
もういきまずにはいられなくて叫ぶ
ちらりと見える普通の人
分娩室に運ばれる間叫び続ける
ぎゃーむりーーーーーーーーって言ってたら
分娩台にのせかえられる
もう一回ぎゃーーーーーーーー!!!!
って言ったら、赤ちゃん出てるから!と言われ冷静にお股を見ると半分出てる赤ちゃん
ふっと力を抜くとつるんと出てくる。

出産レポ(赤ちゃんに会いたい)

赤ちゃん出てきて脱力するも

泣かない

赤ちゃんお医者さんや看護師さんに囲まれてすぐ見えなくなる
ここから胎盤を出す為にもう一回陣痛
地味にクソ痛い
会陰切開の暇もなく産まれたので
裂けたお股をちくちく縫われる
地味にクソ痛い

そうこうしてると
赤ちゃんのかすかな泣き声が聞こえる

わたしは赤ちゃんの泣き声が聞こえて
はじめて赤ちゃんが泣いてなかったことに気づいた
なんだかホッとする

突然看護師さんが表れ、入院することになりますが、個室と大部屋どっちがいいですか?と聞かれる
いや、今?!と思いつつなんにも考えられなくて
大部屋でいいですーと答える。
個室にすればよかった笑

しばらくしてから、赤ちゃんが保育器に入る前に一度だけ胸の上にのせてもらえる
息子にそっくりで可愛くて愛しさ爆発しそうになる
でもすぐ保育器に入れられちゃう

ひとりぼっちを感じて寂しくなってくる
夫と息子と母は今どこにいるのかな
無性に会いたくなって看護師さんに聞くと
ロビーにいるけどもう退院まで会えませんと言われて泣きたくなる

落ち着いたころに、小児科のお医者さんが戻ってくる

週数が足りてないこと
体重が少ないこと
出産時に呼吸が出来なかったことなどを加味して
赤ちゃんはNICUに入れられちゃうことへの同意書みたいなのとか
説明書きとかをひと通り説明してくれる。

がしかしお医者さんの声が絶望的なほどに小さく全然聞こえなくて
何度も聞き返す。

後で看護師さんにあの先生声が小さくてすいません
質問ありませんかと聞かれる。
分かってるなら注意してくれたらいいのに。
かなり大事なことを説明してくれてたのにそんな感じかよーとあきれる。

出産レポ(入院)

分娩室にひとり取り残されて

ここで一息。

           分娩後はじめて撮った写真。赤ちゃんとは撮れず、、、

とにかく今日起こった出来事に頭も体も付いていけてなくて呆然とする。

夫に電話が出来ていろいろ話す。

安心するけど会いたい気持ちが高まる。

とにかく赤ちゃんもわたしも無事でよかった

本当に無事でよかったと言い合う。

赤ちゃん、早くみんなに会いたかったのかなーって。

救急車はじめて乗っちゃったーとか言って笑い合えて本当によかったなーって

切った後しみじみ思う。

出産レポ(おしまい)

とても長くなってしまいました。
出産レポート、これでおしまい。

入院してからも、3時間おきのNICU通いとか

わたしが退院してからも、毎日NICUにいる赤ちゃんにお乳を届けたりとか

いろいろありました。

        NICUにて、赤ちゃんに初めて触ったとき。
         細すぎて小さくてどきどき。

赤ちゃんがNICUに入ったことでいろんなことを考えました。

それはまたいつか。

今はもう赤ちゃんも退院しています。

3月には江田島の家に帰ってかぞくで暮らしをリスタート!!!

たのしみです♪

         よく見るとみんな微妙な顔出しパジャマだし布団見えてるし
         へろへろだな、、、

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