日本語教師アシスタント|カンボジア・ボランティア活動

2019/06/27
 
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為政伸彦
生粋の広島人。2015年に1ヶ月間カンボジアに行き、孤児院や日本語学校で活動。現地での出会いを通して、英語が話せると世界中どこでも行けるんじゃないか?と感じ、その後オーストラリア・メルボルンにワーキングホリデーとして過ごす。語学学校や日本語教師アシスタントなどで8ヶ月間過ごしたあと、2017年6月から地元・横川にオープンした「広島ゲストハウス縁」で日々奮闘中。

チョムリアップスオー(カンボジア語でこんにちは)

広島市西区にある、ゲストハウス縁で働いているタメ(@tame_en)です。

2015年4月に1か月ほどカンボジアに滞在していたのですが、その際に観光以外で行っていたことは、孤児院での活動、そしてもうひとつが日本語教師アシスタントです。

ぼくはこちらのプログラムを利用して、現地の語学学校に3週間ほどアシスタントとして通っていました。

なぜやろうと思ったのか

ぼくにはこれと言って特技や技能、資格はありません。

それでも現地の人たちと関りを持てる何かをしたいなと思っていたときに「日本語教師アシスタント」の情報を得ました。

教育関係の勉強なんかしたことなかったのですが、これなら資格も要らないということで思い切って飛び込んでみました。

NPOが建てたプノンペンの語学学校。日本語だけではなく、英語のクラスもあった。

ですが、ここでの出会いが最も印象に残るものとなりました。

どんなかんじ

例えるなら塾みたいな所

ぼくが通っていたのは、月から金曜日までの17時半から19時半までの2時間、2コマ2クラスを担当させてもらいました。

先生も生徒もみんな日中に仕事や学校に行き、そのあとで日本語の勉強のために通っていました。

そのため、塾のような印象を持ちました。

「のぶせんせい」の自己紹介。

「のどじまん大会」があるらしい。

普段日本語を使うときに文法なんか意識していないので、なぜその答えになるのか、説明するのが結構難しい。

先生はカンボジア人

先生は、基本的に王立プノンペン大学の日本語学科の生徒さんたちでした。

ぼくが出会った先生たちはみなさん大学生で、アルバイトとしてこの学校で働いていました。

プノンペン大学は、カンボジア内では最もレベルの高い大学とも言われており、こちらの先生たちは将来国を背負って立つ人たちでもあると思います。

先生は授業中はほぼ日本語!

先生たちの日本語レベルは高く、ぼくとは何の問題もなく日本語で会話をしていました。

なので、ぼくが手助けをするのは主に発音や細かい言い回しなどでした。

割と幅広い年齢層の生徒さん

生徒さんはというと、一番年下は15歳の中学生、一番上は30歳の方でした。

みんな様々な理由で日本語を学びに来ていました。

やはりというべきか、日本のアニメはどこに行っても人気!!

ワンピースやナルトなど、全然ぼくよりも詳しい。笑

この中から将来、日本語ガイドの仕事に就く人が現れるかもしれないな、と思いました。

特に、カンボジアでは観光産業は重要な役割のひとつですからね。

観光産業:32億ドル。カンボジア名目GDPの16%(大和総研グループ、アジアンインサイトコラム

 

ここでは約3週間の滞在中、最終日には「のぶ先生の好きなことをやっていいよ」と先生に言われたので、日本から持ってきていたおりがみを使うことにしました。

はじめはおりづるを折ろうと思っていたのですが、初めての人にとって難しすぎるかなと思い、おりがみに一緒に入っていた説明書やネットで簡単なものを調べて、それをみんなと一緒に作りました。

一番手前の男の子が最年少の子。ブレててごめんね。。。

おりづるは、ぼくが折ってみんなにプレゼントをしました。

おりがみは日本文化だし、おりづるを通して広島から来たことを伝えられればと思ったので。

広島生まれ育ちにも関わらずおりづるを折る自信がなかったのですが、ここでたくさん折ったことにより完全にマスター!笑

今はゲストハウスで海外の方に折り方を教えることもあるので、覚えておいて本当によかった^^

どちらのクラスも馴染みやすかった!

学校での出会い

また休日などは、クラスの生徒さんや先生たちが一緒に遊んでくれました。

自分ひとりでは絶対に分からないし知らないだろうな、と思うようなところにたくさん連れて行ってくれたので、観光地に行くことよりもむしろ現地のメンバーと遊ぶほうがより印象に残っています。

それに現地の若い人たちがどんな感覚なのかも分かりますしね。

当時まだできて間もないイオンモール。

カンボジア大使にもなったことのある、俳優・向井理さんはカンボジアのイメージを、「バイクで3~4人乗りするところ」と言っていました。

実際それは日常の当たり前の光景で、子どもを抱えると5人乗りもしていました。笑

なので、ぼくがバイク3人乗りを経験できたのも、間違いなく彼らのおかげであります!

プノンペン大学日本語学科のみんなと交流。中には日本へ留学経験のある学生も。

地元の人が案内してくれたから食べられた、昆虫の素揚げ。笑

日本語学習が必要か?

この時からしばらく思っていたことは、彼らに日本語学習が必要かどうかです。

世界中の人と話をするためには、英語を勉強するのが一番手っ取り早いと思うのです。

実際、カンボジアでは就職するためには英語力が大切です。

なので、日本語を習得することももちろんいいのですが、その時間を英語に費やすほうが将来のためになるんじゃないかな、と勝手に考えることがありました。

もちろん、日本が好きで日本語を学んでいる分には全然いいと思います。

結構シャイな人が多い印象。

今ぼくの考えは、日本語学習を通じて日本の良さを学んでもらうのがいいのではないか、ということです。

とっくにそう考えてるよ!と思われる方もいるかとは思いますが笑、ただ手前の「日本語学習」だけを見るのではなく、その先にある日本の良い部分や習慣を身に着けられれば日本語を学ぶ意義があると考えました。

プノンペンにある「最後の教育の場」と言われているひろしまハウスのウェブページには、こんな記載があります。

海外からの支援が始まり東南アジア屈指の経済成長率を誇っている現在でも、ポルポトの大虐殺の影響を受け、カンボジアの教育のレベルは、日本と比べるととても低いといわざるを得ませんし、教師のレベル、教育への考えの乏しさ、貧富の差もカンボジアの底上げの遅れの要因となっています。

語学を教えることだけではなく、挨拶や考え方などもまだまだ向上させていかなければならないのです。

ぼくがひろしまハウスを訪れた時には、現地で歯科医院を運営されている日本人の方が子どもたちに歯磨きの大切さややり方を教えていました。

歯磨きのやり方を説明中!

なくしたらいけないからと、歯ブラシは学校が管理しているという。

そういった、生きていくうえで大切なことを日本人が教えており、その流れで日本語も学んでいる、ということです。

まだ日本語教育に関しての意義や役割は、もっと深いところまで考えていけるとも思います。

来年2月に行く予定のカンボジアで、もっと突き詰めていきます。

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生粋の広島人。2015年に1ヶ月間カンボジアに行き、孤児院や日本語学校で活動。現地での出会いを通して、英語が話せると世界中どこでも行けるんじゃないか?と感じ、その後オーストラリア・メルボルンにワーキングホリデーとして過ごす。語学学校や日本語教師アシスタントなどで8ヶ月間過ごしたあと、2017年6月から地元・横川にオープンした「広島ゲストハウス縁」で日々奮闘中。

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