【ヒロシマから世界へ】折り鶴ノートを通じて触れ合えた想い

2019/06/27
 
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いのうえ あいこ
美味しいもの、猫、嵐をこよなく愛する。旅好きのひきこもりです。 学生時代、東南アジアに何度か向かい、東南アジアラブに。将来は東南アジアを始めとする世界の子どもたちと一緒に暮らすシェアハウスを作りたい。 夢はみんなのおばあちゃんになり、息詰まったひとのサードプレイスとなること。

こんにちは。あいこ(@aicoinoue)です。

ためムーンと称して行ってきた3週間の新婚旅行。

その際に、広島でも、ひとつの出会いがありました。

それは、PEACE MINDS HIROSHIMAという団体さんとの出会い。

そして、その団体さんの想いを繋げる役割を担ってきましたので、報告します。

PEACE MINDS HIROSHIMAとは?!

わたしたちは、広島の企業家有志が中心となって立ち上げた組織です。
広島で社業を営む企業、県人として地元のためにできることは何か、将来に繋がることは何かと考えてきました。
誰しもが願う「平和の伝承と実現」というテーマを掲げ、広島に居る私たちだからこそできる発想と活動を推進。
現在、Orizuru Notebook Projectに取り組んでいます。

(引用:PEACE MINDS HIROSHIMAホームページより http://pm-hiroshima.com/about/

わたしたちは、この団体を広島国際交流センターの方から教えていただきました。

 

新婚旅行で東南アジアに行き、子どもたちと交流する機会があるのであれば、

Orizuru Notebook Projectの折り鶴ノートを持って行ってもらえませんか?

 

というお話しがあるのだけれど、どうですか?と。

わたしたちは、まずはその団体の方とお話しをしたい、と思い、お会いすることになりました。

これが出発1週間前くらいの話です。

 

Orizuru Notebook Projectとはこのようなものです。

Orizuru Notebook Projectは、毎年広島平和記念公園に贈られる1000万羽を超える折り鶴を再生し、
学習ノートとして世界各国の子どもたちに “無償配布” する活動です。
平和を願う気持ちが込められた折り鶴が形を変え、子どもたちに活用されることで、
平和を考えるきっかけとなり、平和の心を育んでもらえればと願っています。

(引用:PEACE MINDS HIROSHIMAホームページより http://pm-hiroshima.com/about/

佐々木貞子さんの同級生である、川野さんから直接伺った想い

PEACE MINDS HIROSHIMAの代表をされている川野さんと直接お会いすることとなり、

待ち合わせ場所に行きました。

 

事前に、佐々木貞子さんの同級生で親友だった方だ、と伺っていましたので、おばあちゃんだ、と思い込んでいたのですが、

お会いしてみて驚きました。

 

お年をまったく感じさせない元気な方で、

そしてお肌もぴちぴち、とってもかわいらしいご婦人でした。

 

そんな川野さんから、PEACE MINDS HIROSHIMAの成り立ち、

そして、折り鶴再生紙で作ったノートを各国のこどもたちに無料配布している、ということをうかがいました。

 

ただ、物資のない国に物資をあげる、という目的でされているのではなく、

このノートを手に取ることで、

平和を願う心をはぐくむことを目的とされている、という部分を強く強調されていました。

そのため、途上国や新興国など関係なく、

こどもたちに直接想いを届けられる手渡しの関係にこだわっておられるようでした。

 

わたしたちは、他に不要となった筆記用具などを持っていく予定でしたから、

それとは一線を画さなくてはいけないな、と強く感じましたが、

川野さんの想いはとても共鳴する部分があり、

また訪問するのはこどもの施設が多かったので、ぜひに、と預からせていただきました。

ノートの中には、広島のこと、原爆のこと、佐々木貞子さんのこと、そして広島の復興のことが日本語と英語で説明されているページがあります。

120冊を想いとともに持っていざ、新婚旅行へ

訪問する予定の孤児院などから、

実際にこどもに配布できる数をお聞きし、持っていくことにしました。

 

さて、実際預かったノートは実に120冊。

 

3週間のわたしたちの滞在のための荷物と合わせて、

かなりのウエイトをノートが占めることとなってしまいましたが、

渡せばなくなるから、、、!!!とせっせとパッキングしました笑

カンボジア プノンペンのひろしまハウスでのお渡し

まずは、プノンペンの「ひろしまハウス」でのこと。

ひろしまハウスは、学校の勉強についていけないのだけれど、

先生に追加で授業料を払ったり、テスト代を払えなくて進級が難しい子が通う学び舎。

ひろしまハウスのこと、詳しくはこちらのブログで紹介しています。

【カンボジア】プノンペンのひろしまハウス訪問

 

 

ここでは、カンボジア人の先生と日本人ボランティアが2人いらっしゃるので、

ノートをお渡しする前に、

PEACE MINDS HIROSHIMA、そして川野さんの想いを先生方にお話ししました。

 

ノートを寄付したい、というだけではないこと。

ひろしまのことを通じて平和をこどもたちに感じてもらいたい、ということ。

 

その辺りにとてもなっとくしてくださいました。

 

わたしが訪問した際に、配ったノートは一旦回収う!笑。広島の授業の日にまた配ってくれるとのことでした!

 

 

すると、では、今度このノートを使って、広島のこと、戦争や原爆のこと、そして平和のことを話す授業をしよう!と言ってくださいました。

 

川野さんやわたしたちの想いをくみ取ってくださり、

そしてこういうお話しをきっかけにして、広島や平和についての授業の時間を取ってくださったのがすごく嬉しかったです。

 

その授業には参加はできませんでしたが、

なんと後日授業の様子をレポートしてくださったので、

みなさんにシェアします(*^^*)

 

まずは、ノートに自分の名前をかくところから。自分のノート、なんだか嬉しそう!

 

真剣に名前を記入していますね(*^^*)

 

それから、ノートの中にある教材を使った平和の授業。

 

その中で、折り鶴もみんなで折ったそうですよ。ちょっといびつだけれど、それがいいのですよね。平和への想いがこもってるのかな。

 

折った折り鶴にはそれぞれの名前を書いて。

 

ひろしまハウスにあった折り紙もあわせて折り、最終的になんとこんな風に繋げてくれたそう!
これを今度ひろしまに帰るときに持って帰るね、とボランティアのまゆみさん♪

 

ちょっと暗いですが、集合写真もばっちり(*^^*)

 

たくさん、こどもたちと平和を考えるきっかけにしてくださり、ひろしまハウスのみなさん、

特にボランティアのまゆみさん、本当にありがとうございました!!

 

こどもたちがこのノートを使うたびに、この授業のことを思い出してくれたら、本当に嬉しいなあ♡

 

カンボジア バッタンバン ノリア孤児院(HOC)でのお渡し

もうひとつ。

バッタンバンにあるノリア孤児院(Hope of Children)でもノートをお配りしました。

こちらの孤児院のことは、この記事で詳しく紹介しています。

【カンボジア・バッタンバン】ノリア孤児院への訪問

こちらの孤児院でも、まず先生方にこのノートのことを、お話ししました。

すると、まず、このノート、可愛い~~~♡と言ってもらい、

そしてこういう想いのことも理解していただけました。

 

ほんと、確かにこのノート、単純に可愛さもピカイチです💛

ピンクのアクセントと、

折り鶴再生紙らしさのかなりのこるカラフルな表紙。

そしてロゴマークもかわいい。

 

こんな可愛いの使いづらいーなんて言いながら、こどもたちに配ることに。

ひとりひとり、顔を見てノートをお渡ししました♡

 

この施設では、訪問者が来た際には、子どもたちが講堂に集まり、

ひとりひとり日本語か英語で自己紹介をする、というルールになっているようです。

わたしたちは、その自己紹介の際に、ひとりひとりにノートを直接渡したのですが、

配っているとき、とても嬉しいことがありました。

 

子どもたちのうちの一人が、ノートをもらい、中身を見ているとき、

ふっと立ち上がり、本棚の方へ向かいました。

(このときはまだ、広島の原爆に関連するノートだ、ということは伝えていませんでした)

 

 

「この絵本と同じ?」

 

 

と佐々木貞子さんのことが書いてある絵本を本棚から持ってきたのです。

これには、わたしたちもすごく驚きましたが、

凄く、嬉しくもありました。

 

配り終えてから、広島の話をするつもりでしたが、

急遽、その時にノートのこと、広島のことをお話ししてもらいました。

 

先生によると、

カンボジアのこどもたちは、自分たちにだけ、カンボジアにだけ悪いことが起きている

と感じている子どもが少なくないそうです。

 

自分の国以外のことにもっと目を向けて、

大変なことがあった広島の人も、

今は元気に復興したんだよ、ということに気づいてほしい。と言っていました。

 

「平和」ということを伝えるのは、

こういう部分でも大切なことなんだなって

改めて平和教育することの重要性を感じました。

 

配り終えたら、

子どもたちが、折り紙を持ってきて、これやりたい!と。

見えにくいですが、すぐにお膝に来てくれる子もいて、、、可愛かった♡

 

折ってあげようとすると、自分でやりたい!とあくまで教えてくれ!!って感じで。

折って見せてあげながら、一緒に折り鶴をするのもとても楽しかったです。

 

次の日行くと、しっかりノートに名前を書いている子どもたち。

そしてノートにプリンセスの絵を書いて~!と。笑。

面白い発想~と思いながら、ノートを身近に置いてくれていることが嬉しかったです。

 

 

さて、後日談なのですが、

数日後、ボランティアのみずきちゃんからこんな写真が送られてきました。

朝、こどもたちが佐々木貞子さんの絵本と、このノートを見比べながら、

「バーンってなって、人がたくさん死んだんだよね?」と

何度も聞いてきたそう。

 

広島のこと、今はとおくの街だけれど、

すこしでも身近に、そして平和のことを考えるきっかけなったかと思うと嬉しいです。

想いをつなげたことで感じたこと

今回、わたしたちがしたことは、

何かを作ったり、

成し遂げたり、

ましてこどもたちを救ったり、

勉強を日常的に教えたり、

家を提供したり、

そんな大きなことではありません。

 

 

とても大きな大きな平和への想いがある方から

たくさんの想いをお伺いし、

 

こどもたちに

その想いを伝え、平和を繋ぎ、

ノートを渡す。

 

たったこれだけのことです。

 

 

本当に、たったこれだけのこと。

橋渡し役です。

 

 

でも、得られた喜びはとても大きいですし、

まず、大きな平和への想いがある川野さんという方から

平和へのバトンを託されたような、

そんな想いになりました。

 

そしてそれをこどもたちに伝えていく。

そのちょっぴりのきっかけを作れたかなと嬉しく思います。

 

小さな出来事ですが、

まだまだ自分の世界が狭いこどもたちにとって、

世界に視野を広げる、というか、日本に友達が出来る、

ノートをくれた人が日本にいる。

そういうちょっとしたことで少しずつ平和って繋がっていくのかなと感じました。

 

 

よく知らない、

とても大きく裕福な国、

味の素の国、ニッポン。

 

よく知らない、

内戦が大変だったから いまだに貧しい国、

アンコールワットの国、カンボジア。

 

 

そのどちらでもなく、

あの日ともだちになって、

たくさんお話しして遊んだ、

折り鶴を一緒に折った、

あの人が、あの子がいる国。

 

 

大好きな、あの人が、あの子がいる国。

 

そう思えるようになったから、わたしたちの間には、平和が生まれた。

そう感じます。

愛ってすごいなあ。

また、行きたいな。

 

今回、このPEACE MINDS HIROSHIMAさんからのお話しがなければ、

こんなに平和を考えることはなかったと思います。

素敵なチャンスをどうもありがとうございました。

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いのうえ あいこ
美味しいもの、猫、嵐をこよなく愛する。旅好きのひきこもりです。 学生時代、東南アジアに何度か向かい、東南アジアラブに。将来は東南アジアを始めとする世界の子どもたちと一緒に暮らすシェアハウスを作りたい。 夢はみんなのおばあちゃんになり、息詰まったひとのサードプレイスとなること。

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